コラム

制服でビルメンのお仕事イメージUP!

Column76

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清掃やビルメンテナンスの仕事に対して、どんなイメージをお持ちでしょうか?

「やりがいがあって楽しそう」と思う人は少数で、「大変そう」「つまらなそう」「汚い」「暗い」といったネガティブなイメージを持っている人のほうが多いのが現状かと思います。

清掃業やビルメンテナンス業を営む方々は、もし自社のスタッフがそのように見られていたら良い気持ちはしませんよね?

今回は、清掃・ビルメンのマイナスイメージを払しょくするための「制服」についてお話ししていきたいと思います。

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制服からイメージを変えていこう!

これまで、清掃やビルメンの制服と言えば、汚れの目立たない色が採用され、耐久性などの実用性が重視されたものがほとんどでした。そのため、「ダサイ」「野暮ったい」といったイメージが強かったのですが、最近になって清掃・ビルメンの作業着に変化が現れています。百貨店などの商業施設やオフィスビルの清掃・ビルメンのスタッフは、意外とお客様や利用客と接する機会も多いことから、「スタッフの印象=ビル・施設の印象」と考えられるようになり、洗練されたデザインが増えているのです。

 

対外的な印象はもちろんですが、ユニフォームのデザインを変えたり、色を明るいものにしたりすることで着用者のモチベーションアップにもつながります。清掃・ビルメンスタッフの意識が変われば、行動も変わり、成果が上がるという好循環を生み出してくれるかもしれません。以下では、実際に制服の刷新から、企業としてのイメージアップに取り組んでいる事例を2つご紹介します。

 

ユニフォーム事例1:JR東日本テクノハート TESSEI

JR東日本テクノハート TESSEIは、新幹線車両の清掃を行う会社。折り返し発車する新幹線車両を、約7分というわずかな時間で清掃する巧みな仕事ぶりは「7分間の奇跡」「新幹線劇場」などと呼ばれ、世界からも注目を集めています。
今でこそ、スタッフの仕事ぶりが脚光を浴びているTESSEIですが、以前は離職率の高い、いわゆる「3K職場」でした。会社の転機になったのは、「清掃業ではなくサービス業」というスローガンを掲げ、意識改革の一環として制服をスタイリッシュなものに変更したこと。この赤い作業着の導入により、清掃スタッフは乗客に注目されるようになり、声をかけられるようになりました。

これがスタッフのやる気や誇りにつながり、仕事ぶりが変わり、世界からも注目されるようになったのです。

企業の認知を拡大できる!

ユニフォームや作業服には、基本的に企業名や企業ロゴが記されています。制服を着用している期間が長くなれば長くなるほど、自然とそれらの制服、ひいては企業名が人の目に触れるケースが増えていき、知名度アップにつながっていきます。また、繰り返し同じ制服を目にすることで、人々は親近感を覚えるようになります。

スタッフにプロ意識が芽生える

 スポーツ選手が、「ユニフォームを着ると気持ちが引き締まる」などと言うことがありますが、これは企業・店舗のユニフォームでも同じです。「制服を着ると仕事モードに入れる」というのは、よく聞かれる作業服の効果です。また、制服を着用することで「自分はプロである」という自覚が芽生えやすくなり、そこから意識が変わり、仕事の質まで変わっていくことがあります。

スタッフ同士の一体感が高まる

 スポーツの世界のことを考えていただくと分かりやすいと思いますが、同じユニフォームを着た者同士には仲間意識が芽生え、組織に一体感が生まれます。「自分はこの組織の一員である」という気持ちから、All for Oneの意識が高まり、結果として組織力の向上につながることは珍しくありません。

ユニフォームにはこんなデータも!?

 以前、あるテレビ番組で、「人はなぜユニフォームを着るのか」について科学的視点から分析する特集がありました。そのなかでは、「集団でユニフォームを着用した場合、連帯感が生まれ作業能率が高まる効果がある」ということが実証されていました。

また、着用することで周囲に自分の職業を伝えることができるだけでなく、「その制服に見合った行動を取ろうという心理が働き、自然と作業に集中しやすくなる」という結果も出ました。

経営者や管理職の方からしたら、非常に興味深い事実ではないでしょうか。