Case Study
コスメ雑貨の販売スタッフのユニフォーム【株式会社東京ドーム様】『Relax&Feminine』のデザインコンセプトのもと、フェミニンだけど甘すぎない制服に。
株式会社東京ドーム 様
株式会社東京ドーム様が運営している『shop in』は、「Your Beauty Concierge ~いつもあなたのキレイのために~」をブランドコンセプトに明日のキレイを描き続ける共感型セレクトショップとして、最新・流行のコスメやビューティー雑貨を中心に取り扱っています。
今回は、「『shop in』で働くスタッフの制服をリニューアルしたい」とお話しをいただき、デザインから納品までを弊社で担当いたしました。リニューアルでこだわったポイントや、弊社の営業とデザイナーとのやりとりで印象に残ったことなど、流通事業部管理グループ・グループ長の野田様と『shop in』の店舗管理をしている土屋様にお聞きしました。
『Relax&Feminine』のデザインコンセプトにあうワンピースを
今回、制服のリニューアルを弊社に依頼したきっかけを教えてください。
野田様 :
私は昨年、今の部署に異動して来たのですが、着任して間もない頃に「『shop in』の制服をリニューアルする」という計画がありました。今まで担当したことのない仕事だったのでどうしようか悩んでいたところ、他部署の先輩から「ユニフォームを扱っているダイイチという会社に、熱心な営業さんがいる」と教えられたんです。それで営業の柳下さんの連絡先をもらい、数社にお願いしていたコンペにダイイチさんも参加していただきました。
弊社の営業担当である柳下のほか、デザイナーの渡邉ともやりとりがあったと思います。デザインを決めるにあたって二人とはどのようなお話しをされましたか?
土屋様 :
今回の制服は『Relax&Feminine』というショップのデザインコンセプトのもとリニューアルしたいと思ったので、まずはそのことを伝えました。また、『shop in』には幅広い年齢層の人や体型の人が働いているので、いろいろな人から愛される制服にしたいことなどもお話ししました。
他にもいろいろと叶えたい希望があったので、こちらの希望を要望書にまとめて柳下さんにお渡ししたんです。すると、デザイナーの渡邉さんがとても丁寧な提案書を作成し、プレゼンをしてくれました。渡邉さんと直接、お会いしたのは3回くらいなのですが、まめにメールをいただいたおかげで、スムーズに意見交換ができました。
弊社の営業やデザイナーとやりとりをして何か印象に残っていることはありますか?
土屋様 :
こちらの質問に一つ一つきちんと答えてくれたことが印象に残っています。今まで『shop in』の制服は長い間パンツスタイルだったのですが、今回のリニューアルで私は「ワンピースにしてみたい!」という思いがありましたが、思い切れずにいました。そこで、柳下さんと渡邉さんにパンツスタイルとワンピーススタイル、両方のデザイン案を用意して欲しいと伝えたんです。すると、挙がってきたワンピースのデザイン案が『shop in』のコンセプトにぴったりでした。「ああ、こんなワンピースならみんなも着てみたいかも」と思い、リニューアルの方向性をワンピースにすることにしました。
着心地がよく、愛らしいワンピースに
『shop in』のスタッフさんからは、リニューアルした制服についてどのような意見が挙がっていますか?
土屋様 :
よく挙がっているのが「かわいくて女性らしい」という意見です。柳下さんには制服に使う素材のサンプルをたくさん持ってきていただいたのですが、「グレーにもいろいろなバリエーションがある」ということで、さまざまなカラーを見せていただきました。生地を実際に見て確認できたので、デザインだけではなく、色でも『shop in』のコンセプトを表現できました。
実は、今までの制服はずっと真っ黒だったんです。それがグレーになったことで、店舗の外から見た時に「スタッフが明るく見える!」という声がたくさん挙がってきました。女性がいきいきと働いているようにも見えて評判がよく、店舗の内装やショッパーなどともデザインコンセプトが合っているので、リニューアルして本当によかったなと思います。
色のほか、制服のリニューアルでこだわった点はありますか?
土屋様 :
制服の使いやすさにはかなりこだわりました。リニューアルする前に店舗スタッフにとったアンケートで、着心地に関する意見が多くあったことが理由です。「シワになりにくい制服がいい」や「かがんだ時に胸もとが見えず、動きやすくして欲しい」など。私ももともと店舗で働いていたので、こうした要望はできるだけ叶えてあげたいと思いました。
その点、ダイイチさんはユニフォームを専門に扱っている会社さんなので、アイデアが豊富で、希望にあった素材やデザインをきちんと提案してくれました。また、胸もとの開きなどの細かい点についても、渡邉さんが自らサンプルを着て「これなら、胸もとが気になりません!」とわかりやすく説明してくれたんです。完成後のイメージがわきやすかったおかげで「デザインコンセプトに沿った制服にする」だけではなく、「スタッフの働きやすさをサポートできる制服」にもすることもできました。
ベルトのリボンについても、やりとりを重ねたそうですね。
土屋様 :
ベルトは最初、もっと太くて濃いピンク色にしようと思っていたんです。ただ、主張が強く「ガーリーすぎる」と感じました。そのことを柳下さんや渡邉さんにご相談したところ、「ベルトを細くして、甘くなりすぎないようにしてみましょう」とご提案がありました。パタンナーさんが太さや色の濃さの違うベルトの部分縫いパーツをたくさん用意してくれたことで、『shop in』のフェミニンさが出せる今のかたちと色に落ち着きました。
ワンピースにベルトを縫い付けて洗濯しても別々にならないようにしたり、ウエストに軽くギャザーを入れてスタイルがきれいに見えるようにしたり…。その他の細かなところまでダイイチさんがアドバイスをくれたので、スタッフみんなの希望をたくさん叶えることができました。このデザインならいろいろな人に受け入れられるし、長く使えると思いますね。
リニューアル後の親切な対応も嬉しい
ユニフォーム導入後のフォロー体制についてはいかがですか?
野田様 :
どんなに小さいことでも相談すると「こうしてみませんか?」と、柳下さんから具体的にアドバイスをいただけるので、私もスタッフも助かっています。今回の制服は長く使いたいと思っているので、こうして細部まで気遣っていただけると、ついつい甘えてしまいますね。
土屋様 :
今回、制服をリニューアルするにあたって「Sサイズは5号と7号の人が両方、着られるようにする」といった、各サイズで着られる人の幅を大きくとるというサイズ展開にしました。おかげで以前よりも用意する制服の数がぐんと減り、コスト面で融通がききました。ダイイチさんに在庫管理もお願いしているので、こちらで制服の数を確認する手間が省けて、仕事がやりやすくなったと感じています。
最後に、これから弊社に期待することを教えてください。
土屋様 :
ダイイチさんのウェブ上で在庫管理ができるシステムを紹介してもらいました。各店舗のスタッフがこのシステムを使えるようになれば、「新しく人が入って来るから、急いで制服を頼みたい!」という時も、ネットでスピーディに発注ができると思います。ぜひ導入に向けてご相談させて欲しいです。
野田様 :
私たちが働いている東京ドームは、お客さまに「楽しい!」をご提案するエンターテインメントプレイスです。『shop in』も同じように、楽しく、ワクワクしながらショッピングができるような場所にしたいと考えています。そうした中で、ダイイチさんとは制服のリニューアルだけではなく、これからたくさんの「楽しい!」をかたちにできたらいいですね。今回はパンツからワンピースに変更するといったかなり大胆なリニューアルでしたが、こちらが手探りでやっていく中で希望をきちんとまとめてくださり助かりました。このまま信頼しあえる関係を続けて、お互いさまざまなことにチャレンジできればと思います。