Case Study

インタビュー

運送会社のユニフォーム【中央運輸株式会社様】身だしなみ改善を目的にモデルチェンジ、皆を格好よく変えた新ユニフォーム

中央運輸株式会社様

中央運輸様は1958年に創立し、スタンダード・バキューム石油株式会社並びに日本漁網船具株式会社の指定運送業者として操業を開始しました。以降、物流の変遷に従い、拠点移動を経て現在では川崎を本拠点とし、タンクローリーによる危険物・高圧ガス配送を主とする物流企業として成長されています。

『乗務員は会社の顔』『車両は会社の広告塔』『安全無くして繁栄なし』『環境とお財布に優しい運転を』を合言葉に、4つの要素をそれぞれ向上。顧客満足度だけでなく従業員満足度の向上も目指しています。

2022年の社長交代を経て、会社の指針でもある身だしなみの改善を目的として新しいユニフォームを導入されました。実際にユニフォームリニューアルをどのように進めていったかなど、業務部営業配車責任者の上條様にお話を伺いました。

値上げをきっかけにユニフォームを刷新

ユニフォームをリニューアルすることになった経緯をお聞かせください

上條様 :

以前のユニフォームはメーカーの定番品で、製造開始から20年以上が経過していました。その間に価格改定が何度かあり価格が上昇していたのと、長年着用していたのでデザインやシルエットが古くなっていたこと、今後の供給にも不安があったのでリニューアルすることにしました。

ご担当の上条様

時代に沿った格好いいユニフォームに

新しいユニフォームの具体的なイメージはありましたか?

上條様 :

ユニフォームのリニューアル担当は初めてで、手探り状態からのスタートでした。自分の判断のみで決めるつもりはなく、上層部や現場の意見を幅広く聞いて決めようと考えていました。

清潔感があり、時代に沿ったものにしたいと考えましたが、具体的なイメージが浮かんでこなかったというのが正直なところです。

複数のロゴをご提案

社名ロゴのデザインがポイント

新ユニフォームで特に意識した点、こだわりのポイントはありますか?

上條様 :

油を扱う業種のため、JIS規格(JIST8118帯電防止)を満たしつつ、汚れが目立たないもの。そして清潔感があり、格好いいものが希望でした。

ユニフォーム本体もそうですが、社名やロゴマークの入れ方にもこだわりました。以前は漢字の社名が刺繍されていましたが、ロゴマークを入れたデザインの提案をしていただきました。気に入ったものになるまで何パターンもデザインを考案していただき、最終的に入れる角度も細かく調整しました。オーロラに光る反射材を使用したのもポイントです。

オーロラプリントの比較(左:通常時、右:光が当たり反射している状態)

ユニフォーム会社、数社でコンペ

新デザインはどのような手順で決定されましたか?

上條様 :

制服リニューアルは初めてでしたが、ヘルメットや防寒着の担当はしておりましたので、ユニフォームメーカーのカタログを収集、選定する経験はありました。

そこで数社のユニフォーム会社に要望を伝え、デザインの提案をしていただきました。実際にサンプルを見せていただいたところ、ダイイチさんからは以前のユニフォームとは異なる洗練されたデザインのものがあり、上層部からも好評でした。

各社から提案された中から数点をピックアップし、社員(乗務員、事務員)120名にアンケートをとり、上層部に結果を報告して最終決定をしました。

社員から意見を集める際、中々集まらずこちらから声をかけて一人一人意見を聞いたりもしましたが、その後の最終決定はスムーズに進みました。事前に上層部、特に社長の意見を確認していたのがよかったと思います。

企業イメージが変わることへの不安

選考過程でご苦労されたことはありましたか?

上條様 :

今までのユニフォームは明るいパープル(冬服)でした。長年着用していたので、良くも悪くも中央運輸のイメージとなっていました。定着したイメージを変えることに上層部から反対意見があるのではないか、変えてよいのかという気持ちがありました。

しかし、具体的な商品サンプルを役員に見せたところ高評価で、予想よりもスムーズに決定することができました。

ご提案時の資料

リニューアル以前のユニフォーム

おじさんが格好よく見えるユニフォーム

新ユニフォームの評判はいかがでしょうか?

上條様 :

体型がスリムに見えるデザインが好評ですね。弊社の教育方針、モットーに「服装身なりを整えて、大きな声で明るくあいさつの徹底」があります。以前のユニフォームが明るい色合いだったので、汚れるとだらしなく見えていたのですが、リニューアル後は汚れが目立ちにくくなり清潔感がアップしました。全体的にシュッとして見えるので「おじさんが格好よく見える」と評判です(笑)

社員から「仕事帰りそのまま買い物に行けるようになった」という意見もありました。弊社では車通勤がほとんどです。以前はユニフォームが目立つということで、スーパーに行くことにもためらいがあったようです。

また弊社がユニフォームをリニューアルしたことで、同業他社にも影響があったと聞きました。弊社のユニフォームが格好よくなったということが組合仲間で評判となり、リニューアルした会社もあったそうです。

私自身も「いい仕事をしてくれた」と社内の皆から感謝されました。

シルエットが細身になったことで影響はありましたか?

上條様 :

当初は着心地に多少違和感があったようです。以前のパンツはツータックのデザインで大分ゆとりがありました。慣れるにつれてそのような意見も無くなり、ストレッチ性のある素材なので、運転席への乗り降りなど様々な動きもスムーズです。

また、業務柄上着のポケットに物を入れてはいけないルールがあり、これまでもポケットがあるものは縫い閉じてもらっていましたが、今回も同様に対応していただきました。

提案力とレスポンスの速さで不安解消

ダイイチを選んでいただいた理由をお聞かせください

上條様 :

数社から見積もりを集めているタイミングで営業電話をいただきました。通常、営業電話は受けないことにしているのですが、ちょうど情報収集をしているタイミングだったので、商談させていただきました。対話を進めていくうちに感じたのは提案力の高さ。レスポンス良く対応していただき、アフターフォローの不安が解消され、長くお付き合いできる会社さんだと感じました。

また商品決定後、社名ロゴの角度にこだわり、最終段階で変更をお願いするということもありました。その際にも迅速に対応いただき、納品に間に合うことができました。

定着したイメージに固執せずイメージアップを

今後リニューアルを考えていらっしゃる方にアドバイスをお願いします

上條様 :

弊社は長年同じ色のユニフォームで定着したイメージがあり、特に上層部はそのイメージを大事にしていると思っていました。しかし、洗練されたデザインを提案した結果、高評価を得られ、イメージを刷新することができました。定着したイメージを大事にすることもひとつですが、思い切って変えることがイメージアップにつながることもあります。

担当者様の進行管理力に助けていただきました

今回のリニューアルを振り返って

ダイイチ担当者 :

担当の上條様が(乗務員)実務経験者だったこともあり、従業員の皆様の要望を的確につかんでいただいたこと、決裁者とのコミュニケーションも良好だったことで、スムーズに進行することができました。新しくなったユニフォームを皆様に気に入っていただけているとのこと、改めて感謝しています。

また、弊社の強みである提案力、デザイン力を発揮でき評価いただけてよかったです。
実際に今回の取材に立ち会い、従業員の方たちが新しいユニフォームを格好よく着こなしている姿に感激しました。

中央運輸株式会社様 公式サイト

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