Case Study
化粧品・健康食品 研究所員のユニフォーム【株式会社ファンケル様】着用する皆の満足を第一に考えリニューアルした新ユニフォーム
株式会社 ファンケル様

株式会社ファンケル様は無添加化粧品の通信販売を皮切りに、健康食品の分野でも機能性に優れたサプリメントや青汁、発芽米といった新たな商品の提案を続けてこられています。
そこで重要な役割を果たすのが総合研究所(1999年中央研究所として開設。2005年総合研究所に名称変更)。総合研究所は、有効素材・有効成分の探索研究から、肌状態や健康状態の解析研究などの基礎研究、製剤技術を駆使してお客様が実感できる商品に仕上げていく開発研究を担い、ファンケル様の研究開発の中枢拠点です。
独自価値のある商品作りのため、研究所員の働く環境の改善にも常に取り組まれており、その一環として2024年10月、ユニフォームをリニューアルされました。
リニューアルに至った経緯や新ユニフォームに込めた思いなど、研究戦略推進室の木和田様にお話を伺いました。
防寒アイテムの導入がリニューアルのきっかけ
ユニフォームをリニューアルすることになった経緯をお聞かせください。
木和田様 :
所長から「皆のために防寒用の上着が必要だろう」と言われたことがきっかけです。当時、所員には上下のスクラブウエアがユニフォームとして支給されており、防寒用のアイテムは各自が用意していましたが、統一感がないため課題を感じていました。
現場から大きな不満があったわけではありませんでしたが、「働く皆の満足度が第一優先」と所長に言われたことで、防寒用のアイテムを導入することになりました。
ちょうどそのあたりの時期に訪問していただいたのがダイイチさんでした。こちらからの要望に対してスピーディに提案をしていただき、短期間で防寒用カーディガンの採用に至りました。
このことがきっかけとなり、ユニフォームのリニューアルを本格的に進めようということになりました。

改修後の明るいオフィスに映えるユニフォーム
新しいユニフォームの具体的なイメージはありましたか?
木和田様 :
防寒用アイテムを採用したのち、社内の変化として2023年2月に1Fフロアの改修がありました。またその年の5月にコロナが第5類になり、夏ごろより会社見学が再開しました。改修後フロアが明るくなったことと、来訪者が増えたことがリニューアルを後押ししました。
明るい照明に映えるユニフォーム、「いろんな色があっても面白いね」「好きな色をチョイスできたらいいね」などと上司と話していましたが、あまり派手すぎる色合いはブランドイメージにそぐわないなど、新しいユニフォームのイメージを漠然と考えていました。

デザインよりも作業性を重視
新ユニフォームで特に意識した点、こだわった点はありますか?
木和田様 :
研究所のユニフォームは見た目のデザインよりも作業性が重要です。当時のユニフォームはリニューアルから8年ほど経過しており、色々と課題が出てきていました。例えば色あせや、一度ついたシワがなかなか取れないこと、生地が硬いことなどが気になっていました。
他にも要望として、汚れにくいことや薬品に耐えられること、男女兼用で着用できるもの、軽くて動きやすいものなどの条件を出させていただき、提案をお願いしました。

着る人皆が納得することが第一
どのような方法で商品を選定していきましたか?
木和田様 :
まずは比較検討のため、候補のユニフォームサンプルを取り寄せました。そして皆が見えるところに置き、気にして声をかけるくれる人にはその都度説明をして意見を聞きました。
一つの部署で決めるのではなく、着る人が皆納得することが大切だと思ったからです。そして実際に所長、所属部長に着用してもらい2種まで絞りました。最終的にその2種を所員にも手に取ってもらい、アンケートを実施しました。このような流れで商品を決定していきました。
全員が着て違和感が無いユニフォームを目指して
研究所に所属されている全職員が着用されているそうですね。留意した点はありますか?
木和田様 :
研究所員は男女問わず若い人から60代まで幅広い年齢層の人が働いています。
明るい印象にしたいという思いもありましたので、ある程度機能性が叶ったものの中から、様々な色を取り寄せて皆に着てもらいました。実際に着てみると印象が違うこともあり、皆が着て違和感がないユニフォームということを念頭に選んでいきました。
色々なユニフォームを見過ぎて、情報整理に苦労
選考過程でご苦労されたことはありましたでしょうか?
木和田様 :
ユニフォームの種類が多く、生地の機能性の違いを理解するのに時間がかかりました。多くの商品を見たことで、どうやって検討したら良いか途中で分からなくなってしまいました。そこで一旦保留にし、少し時間を置いてからもう一度見直し、なんとか整理できました。多く見過ぎるのも考え物です(笑)
最終的にユニフォームに求める要素の優先順位を決めて、そのポイントが高いものを選定しました。

研究所内が明るくなったと好評
ユニフォームが新しくなって、皆様の反応はいかがでしたか?
木和田様 :
他部門の方からカラフルになった、明るくなったねと言われました。また、ニット素材ということで伸縮性があり、腕なども動かしやすく、作業性の向上につながっています。着用開始当初は着心地に違和感を持った方も徐々に慣れてくれたようです。
個人的には腕が動かしやすくなったことで、肩こりが解消されたように感じています。


WEB発注と在庫管理で効率アップ
新ユニフォームで評価している点はありますか?
木和田様 :
以前のユニフォームは男女別で商品点数が多く管理に手間が掛かっていましたが、男女兼用となったことでアイテムが集約され、管理が楽になりました。また、発注がWEBでできるようになったことも効率化につながりました。
すべてのリクエストに的確に回答
ダイイチを選んでいただいた理由をお聞かせください。
木和田様 :
今回のユニフォームリニューアルは、取引のある会社様へこちらの条件に見合うユニフォームを提案してほしいと打診しました。
難しい条件もあったかと思いますが、ダイイチさんは全てのリクエストに何かしらの回答を返してくださいました。そして運用面の効率化など、色々な面からアドバイスをいただきました。
また、営業担当の方のユニフォームに対する熱い想い、当社に対する理解度の高さに感動し、お任せしたら安心だなと思いました。

従業員の一体感を生むものとしてのユニフォーム
今後リニューアルを考えていらっしゃる方にアドバイスをお願いします。
木和田様 :
自社のイメージを反映する、従業員の一体感を生むものの一つとして、ユニフォームがあると思います。そのためには職場の声を聞くことが大事です。一担当部署だけで選定するよりも、いろいろなセクションの方の話を聞いて巻き込むことで、良いヒントが得られるのではないでしょうか。

ご担当者様の熱意に共鳴
今回のリニューアルを振り返って
ダイイチ担当者 :
飛び込み訪問でお話を聞いていただけました。ちょうど防寒用のアイテムを検討されているタイミングで、こちらから合いそうなものをご提案し採用していただけました。
ロゴマークを大切にされており、カーディガンの袖に入れる刺繍の仕上がりについて色々とご意見をいただき、刺繡工場とやりとりを重ねクオリティの高いものになりました。そのことからもファンケル様のこだわりを理解でき、スクラブウエアの採用につながったのだと思います。木和田様の熱意に動かされ、学びの多い案件となりました。
株式会社ファンケル様