ユニフォームのモデルチェンジが企業課題の解決にもたらす効果 その②
はじめに
新型コロナウイルス感染症の影響により、新たな経営課題が浮き彫りになった企業も少なくありません。ビジネスモデルや事業形態の変更を選択し、新たな取り組みをはじめている企業も多くあります。こうした社会的な節目である今こそ、企業の存在価値を形として表現することが必要になります。
ユニフォームのモデルチェンジは、企業ブランディングにつなげられる有効な手段の一つです。
ユニフォームをモデルチェンジするのに最も良いタイミングは?
ユニフォームがお客様へ与える印象は大きく、企業イメージを定着させる広告塔としての要素も併せ持つもの。そのため目指す企業のイメージに合わせたユニフォームを着用することが重要なポイントになります。では、ユニフォームのモデルチェンジはどのタイミングで行うのがベストなのでしょうか?イメージを定着させるという観点から頻繁に変更するわけにはいかないため、最も効果の高いタイミングを見極めることが必要です。
ここではユニフォームをモデルチェンジするベストなタイミングについていくつかご紹介します。
企業イメージのアップを図りたいとき
ユニフォームのモデルチェンジを検討する際にイメージアップにもつなげたいとどの企業も考えます。それではユニフォームのモデルチェンジが相乗効果となり、企業のイメージアップにつながるベストなタイミングとはいつなのでしょうか?
具体的には以下のようなタイミングが挙げられます。
● 新しいサービスの開始時期
● 経営方針に変更がある時期
● 顧客・ターゲット層が変わった時期
● 上場した記念の時期
● 社長の世代交代の時期
新たなステップを踏む際にユニフォームのモデルチェンジを行うことはイメージアップを図る上で理想的なタイミングと言えます。ユニフォームを一新することで、一目で新たな取り組みへの企業の努力をアピールできるためです。
また最近では、SDGsへの取り組みをユニフォームで貢献する試みが増えていることはご存知でしょうか?SDGsに関心はあるものの、業種によっては具体的な取り組みは難しい場合があります。
その点、サステナブルな素材を使用したユニフォームなどを採用することは、業種を問わずSDGsへの貢献が可能になります。当然ながら、持続可能な社会に向けて取り組む企業は、株主やお客様からも良いイメージがもたれるもの。新しい顧客や投資家を獲得するチャンスにもつながります。
社内からの要望が出たとき
社内からのユニフォーム改善への要望が増えている場合は、モデルチェンジを検討するタイミングです。要望を無視してそのままのユニフォームを継続することで、着用しなくなったり、着崩して着用してしまったりする事例もあります。これではユニフォームにより得られるプラスのイメージより、「だらしない」「不安」「不潔」といったマイナスなイメージをお客様に与えかねません。
例えば、作業服(運輸・建設)、介護ユニフォーム(介護施設)は、見た目以上に身動きの取りやすさ等の機能面が重要視されます。「動きにくい」「着づらい」「通気性が悪い」「スタッフとお客様が区別しにくい」といった現場の意見があるならば、それを取り入れて改善することで作業の効率化を図るべきでしょう。意見を取り入れられたことで、従業員のモチベーションを高める効果も期待できます。
長期間着用しているとき
ユニフォームをモデルチェンジせず長期間運用していることは企業のイメージを定着させるには効果的です。パッと見ただけでどこの企業かわかるユニフォームは世の中にたくさん見られます。しかし、時代の移り変わりに伴いファッションのトレンドも変化するため、ユニフォームにおいてもそれを無視することは難しいでしょう。新しいサービスを次々と打ち出しているのに古いデザインのユニフォームのままでは、せっかくの取り組みが霞んでしまいます。
さらに、時代を感じさせるデザインのユニフォームは求職者にも良い影響を与えません。特に、事務服(事務・接客・受付)などの女性向けのユニフォームの充実度は、就職を決めるポイントにもなる要素。ただサイズが小さいだけの女性のシルエットに合わないユニフォームや時代錯誤なデザインのユニフォームは女性に対する待遇の差別と受け取られることも昨今では考えられます。
より良い人材を集めるためには、時代の流れに適応したユニフォーム選択が求められます。
まとめ
ユニフォームのモデルチェンジの最適なタイミングは各企業によって異なります。ユニフォームは会社の顔であり、社員の結束力を高める重要な役割を持ちます。そのため、企業の戦略や時代の流れ、社員からの要望にもしっかり耳を傾けながらベストのタイミングを見つけることが大切です。
適切なタイミング・内容で変更されたユニフォームは企業イメージはもちろん、従業員の士気を高める大きな効果を生み出せます。この機会にユニフォームのモデルチェンジの時期について検討してみてはいかがでしょうか。