ユニフォームのリニューアル推進担当の方必見!そのユニフォーム会社にパタンナーはいますか?
はじめに
ユニフォームのモデルチェンジや更新の際、複数の候補の中からユニフォーム会社を比較、選定することがあります。ユニフォームは毎日着用する為、従業員満足度に影響を与えますので、様々な部署の意見を反映して慎重に検討したいものです。多くのユニフォーム会社がある中で、どのような視点で選定するのが良いのでしょうか。
ユニフォーム制作会社の体制について解説!
様々な工程があるユニフォーム
特にオリジナルデザインのユニフォームを検討する場合、ユニフォーム会社のスタッフの体制も考慮して選定する事をお勧めします。企画スタッフ、つまりデザイナーやパタンナーが在籍している会社は物づくりの現場が見えるという点で安心ですし、サンプル製作も行っていれば、さらにイメージを明確にして進められるメリットがあります。ユニフォームの製作には各工程で多くのスタッフが関わります。依頼するユニフォーム製作会社がどのような体制を整えているか注目してみたいと思います。
主なスタッフ構成はこちら
ユニフォームを検討、製作する上で、様々な工程があり、工程ごとにそれぞれの専門のスタッフが関わります。
その代表例がこちらです。
・営業担当:お客様と自社のメンバーをつなぐ役割
・デザイナー:お客様の課題や希望から最適なコンセプトやデザインを行う役割
・パタンナー:ユニフォームの設計図である仕様書や型紙を制作する役割
・裁断、縫製スタッフ:実際のユニフォームのサンプルや量産品を作製する役割
・品質管理スタッフ:でき上ってきたサンプルや量産品の品質をチェックする役割
・物流スタッフ:倉庫でユニフォームの在庫管理やご注文商品を出荷する役割
デザイナーの仕事は想像できても、パタンナーという専門職はアパレル業界に携わっていなければ、馴染みのない職業かもしれません。ここで、オリジナルユニフォームの製造工程と役割をご説明します。
物づくりに欠かせないデザイナーとパタンナー
オリジナルデザインのユニフォームの製作工程について解説
パターン(型紙)、仕様書作製を担当しているのがパタンナーです。
➀ご要望ヒアリング(スケジュール、価格、追加の有無など):営業
➁生地の選定、デザイン:デザイナー
➂パターン(型紙)、仕様書作製・・・パタンナー
➃サンプル作製:サンプル工場または縫製工場
➄裁断、縫製:縫製工場(自社及び外注)
➅在庫管理、出荷:物流倉庫
仕様書には使用する材料明細の他に裁断や縫製方法の指示もされています。商品の見た目はデザイナーの能力によるところが大きいですが、着心地や耐久性を決定づけているのはパタンナーの技術、腕次第ということになります。
完成度の高いオリジナルユニフォームを作るために
オリジナルユニフォームの場合、デザインがある程度確定した後にサンプル品を作る工程があります。
これは量産する前にデザインや仕様を確認するためのものです。お客様の要望をなるべく多く具現化するにあたり、会社内にパタンナーがいることで細部まで要望が伝わりやすく、イメージに近いサンプルを作ることができます。日ごろから協力して業務に携わっているからこそ可能となる連携プレーです。
皆様の企業ユニフォームに課題が多く、細かい要望がたくさんある場合、技術力が高いスタッフを起用してもコミュニケーションがうまく行かなければ、完成度の高い商品を生み出すことはできません。
実際の要望が間違って伝わって、修正に時間、コストがかかってしまうケースも少なからずあります。
まとめ
依頼するユニフォーム製作会社の体制をチェックしましょう!
ユニフォームのリニューアル推進担当になったら、まず、自社のユニフォームに関する課題をまとめてみましょう。その上で、ユニフォーム会社の体制を聞いてみてはいかがでしょうか。
ユニフォームに他にはないオリジナリティを求めるのか、既製品のアレンジで良いのか、ブランディングやPRを伴うものなのか。
オリジナルユニフォームは窓口となる営業から企画へ、デザイナーからパタンナーへと連携して製品が作られて行きます。同じ会社内にデザイナー、パタンナーがいることは希望通りのユニフォームを完成させる近道と言えるでしょう。
<参考>
ダイイチのオーダーユニフォーム
https://www.un-daiichi.co.jp/order
ダイイチの物づくり体制
https://www.un-daiichi.co.jp/quality/
ライター 井上 祥子