制服で人材不足を解消・求人対策
建設業や旅館・ホテル業、飲食業、運輸・倉庫業や警備・メンテナンス業などの業界は、業務量に対してスタッフの人数が不足していると言われています。
募集をしても人が集まらず、採用しても定着しない「人材不足のスパイラル」に頭を悩ませている経営者の方も少なくないのではないでしょうか。
厳しい労働市場ではありますが、そんななかでも的確に人材を集めている会社はあります。そういった会社でよく実践されているのが、制服・ユニフォームの導入や見直しです。本来、制服は人材獲得のためのアイテムではありませんが、最近では制服が持つ「リクルート効果」が注目されているのです。
「あんな制服を着て働きたい!」と思われるような制服を
「金銭に執着しない」と言われる現代の若者の労働力を獲得したいなら、賃金や待遇を改善することは得策とは言えません。仕事に「お金を稼げること以外の価値」を付加することが重要になってきます。その有力候補になるのが、制服です。「あんな制服を着て働きたい!」と思われるような魅力的な制服のある会社・店舗では、志望者の増加だけでなく、既存スタッフのモチベーションアップなど、様々な相乗効果が生まれるはずです。
事例紹介
有名な外食チェーンとアミューズメント施設の事例をご紹介しましょう。
SUBWAY
外食チェーンのSUBWAY(サブウェイ)は、新しい制服を採用するにあたり、まずデザインの公募に着手しました。すべてのアルバイトの投票を経て選ばれた制服は、従来の濃い色から明るい色調に変わり、店舗の雰囲気も親しみやすいものに変わりました。
外食産業における労働力不足は社会問題にもなっています。スタイリッシュな制服で若い労働力を獲得していくことが、店舗の未来を変えるきっかけになるかもしれませんね。
ナムコ
アミューズメント施設を運営するナムコは、白を基調にしたスポーツウェア風の制服を廃止し、まるでアイドルが着るような華やかなデザインの制服を導入しました。従業員の半数を占める女性スタッフの意見を取り入れて生まれたチェックのキュロットスカートは、スタッフからの評判も来店客からの評判も上々だと言います。
新しい制服は、アルバイトスタッフの勤務態度を変え、施設全体の雰囲気を向上させ、ブランドのイメージアップにも一役買ってくれるはずです。
まとめ
制服の見直しを通して労働力を確保することは、会社・店舗としての競争力アップにもつながります。特に、若い人材を獲得しようと考えるなら、制服のデザイン性は、機能性と同等、またそれ以上に重視すべきポイントになってきます。若者に「こんな制服は着たくない・・・」と思われるような制服ではいけません。競合先との差別化につながるデザイン・機能に優れたユニフォームを検討してみてはいかがでしょうか。