防災の豆知識 からだのどこを温めると効果的
今回は防災豆知識です。みなさんこんにちは。防災課 担当星です。12月に入り、めっきり寒くなってきました。上旬には徳島で大雪が降り、道路が塞がれて村全体が孤立してしまうという災害が発生しました。
災害時 からだの温め方
災害は冬でもやってきます。冬の防災対策の一番大切なことは何と言っても「寒さ対策」です。家や避難所などで、寒いまま我慢をしていると、「低体温症」になり体の免疫機能が低下し、時には死に至ることもあります。東日本大震災では地震や津波を逃れたものの、その後500人を超える方たちが「低体温症」で命を落としています。寒さの中でも効率よく体を温め体調管理をしっかりしていきましょう。
さて、効率よく体を温めるには何を使い、体のどの部分を暖めたらよいのでしょうか。外出時や避難所での「暖」をとる有効な手段は、使い捨てカイロです。価格も手頃で使い方も簡単です。もともと冷え症の方はもちろん、防災用品としてもしっかり備蓄しておきましょう。
カイロを貼る場所ですが、基本的には神経や血管が集中する場所を温めると効果的に温まります。
温まる場所を順位で見てみると(テレビ番組の実証検査によると)
(http://ameblo.jp/thinkmacgyver/entry-11459036170.html)ちょっと古いですが・・・
1位 「お腹」 内臓の近くが暖められると、自然に体内に暖かい血液が周り、体が温まるそうです。
2位 「足の裏」 足の裏には複数のツボや毛細血管が有り、そのツボや血管を暖める事で全身が温まるという原理です。足湯などにつかると短時間で暖まりますよね。
3位 「首」 体温が逃げていく場所です。体温の逃げを防ぎ、血管が集中している首からの血流が良くなります。
4位 「腰」 イメ-ジでいうと一番先に思いつきますが、実は腰はもともと体温が低く、貼ると「暖かい!」という感じがするのでつい貼ってしまうんですよね。
貼ってはいけない場所)
カイロを使用する時に、貼ってはいけないのは「心臓付近」です。あまり温めすぎると心臓に負担がかかり、痛みを伴う事もあります。また直接肌に貼ったり、薄い下着の上から貼るのも、低温やけどの原因です。温めるどころか熱くなりすぎて、皮膚の皮がむける事もありますので気を付けましょう。
効率良く体を温め、体調を壊さないように冬を乗り切りましょう!
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